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    令和7年 第1問


    問1

    A社がB社に作業の一部を請負契約で委託している。作業形態a~cのうち,いわゆる偽装請負とみなされる状態だけを全て挙げたものはどれか。

    1. B社の従業員が、A社内において、A社の責任者の指揮命令の下で、請負契約で取り決めた作業を行っている。
    2. B社の従業員が、A社内において、B社の責任者の指揮命令の下で、請負契約で取り決めた作業を行っている。
    3. B社の従業員が、B社内において、A社の責任者の指揮命令の下で、請負契約で取り決めた作業を行っている。

  • a
  • a, b
  • a, c
  • b, c


    (令和7年 ITパスポート試験 第1問 ストラテジ系/法務)

    解説

    (ウ)a, c
    この問題の正解率:47.6%(高い)

    偽装請負とは、名目は“請負契約”でも、実態としては“派遣”と同じ状態――すなわち、実際の指揮命令(作業の指示・命令)を発注者(この場合はA社)が直接、B社の従業員に出している場合を指します。労働者派遣法などに抵触する違法な状態です。
    一方、本来の請負契約では「B社の責任者が、B社の従業員に指揮命令を行う」必要があります。

    1. B社の従業員が、A社内において、A社の責任者の指揮命令の下で作業
      【偽装請負】A社が直接指示を出しているため、請負の形をとりながら実態は派遣。法律違反となる。
    2. B社の従業員が、A社内において、B社の責任者の指揮命令の下で作業
      →【適法な請負】作業場所がA社内でも、指揮命令系統はB社のままなので偽装請負には該当しない。
    3. B社の従業員が、B社内において、A社の責任者の指揮命令の下で作業
      【偽装請負】場所はB社内でも、指示がA社から直接出ているので、これも偽装請負。

    【用語説明】
    請負契約:成果物の完成を約束し、作業者の指揮命令は元請会社(B社)が持つ契約形態。
    労働者派遣契約:発注者(A社)が直接、派遣労働者に指示を出す契約形態。

    【間違いやすいポイント】
    作業場所に惑わされやすい
    →作業場所(A社内/B社内)ではなく、“指揮命令系統”が誰にあるかで判断します。



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