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    令和2年 第54問


    問54

    システム開発プロジェクトにおいて、テスト工程で使用するPCの納入が遅れることでテスト工程の終了が遅れるリスクがあり、対応策を決めた。リスク対応を回避、軽減、受容、転嫁の四つに分類するとき、受容に該当する記述として、最も適切なものはどれか。

  • 全体のスケジュール遅延を防止するために、テスト要員を増員する。
  • テスト工程の終了が遅れても本番稼働に影響を与えないように、プロジェクトに予備の期間を設ける。
  • テスト工程の遅延防止対策を実施する費用を納入業者が補償する契約を業者と結ぶ。
  • テスト工程用のPCがなくてもテストを行える方法を準備する。


    (令和2年 ITパスポート試験 第54問 マネジメント系/プロジェクトマネジメント)

    解説

    (イ)テスト工程の終了が遅れても本番稼働に影響を与えないように、プロジェクトに予備の期間を設ける。
    この問題の正解率:25.3%(普通)

    (ア)は、テスト工程の遅延を防止するために、テスト要員を増員する方法です。これは、リスクの発生可能性を小さくする軽減策に該当します。

    (イ)は、テスト工程の終了が遅れても本番稼働に影響を与えないように、プロジェクトに予備の期間を設ける方法です。これは、テスト工程の遅延の影響を最小限に抑える受容策に該当します。

    (ウ)は、テスト工程の遅延防止対策を実施する費用を納入業者が補償する契約を業者と結ぶ方法です。これは、リスクの発生可能性や影響の大きさを他の者に移す転嫁策に該当します。

    (エ)は、テスト工程用のPCがなくてもテストを行える方法を準備する方法です。これは、リスクの発生そのものをなくす回避策に該当します。


    リスク対応の4分類は、以下のとおりです。

    回避:リスクの発生そのものをなくす
    軽減:リスクの発生可能性や影響の大きさを小さくする
    受容:リスクの発生を受け入れ、その影響を最小限に抑える
    転嫁:リスクの発生可能性や影響の大きさを他の者に移す