ITパスポート試験
令和5年 第69問
問69
配列に格納されているデータを探索するときの、探索アルゴリズムに関する記述のうち、適切なものはどれか。
2分探索法は、探索対象となる配列の先頭の要素から順に探索する。 | |
線形探索法で探索するのに必要な計算量は、探索対象となる配列の要素数に比例する。 | |
線形探索法を用いるためには、探索対象となる配列の要素は要素の値で昇順又は降順にソートされている必要がある。 | |
探索対象となる配列が同一であれば、探索に必要な計算量は探索する値によらず、2分探索法が線形探索法よりも少ない。 |
(令和5年 ITパスポート試験 第69問 テクノロジ系/アルゴリズムとプログラミング)
解説
(イ)線形探索法で探索するのに必要な計算量は、探索対象となる配列の要素数に比例する。
この問題の正解率:28.8%(やや低い)
この問題の正解率:28.8%(やや低い)
- ア 線形探索の説明です。
- イ 探索するデータが多ければ多いほど探索する量は増えるので適切。
- ウ 線形探索はソートしておく必要がありません。ソートされている必要があるのは2分探索法です。
- エ 線形探索法はデータを先頭から探索していくため、先頭に該当データがある場合、線形探索法のほうが必要な計算量は少なくて済みます。
探索アルゴリズムには、2分探索法、線形探索法、ハッシュ探索法があります。
2分探索法とは、データをあらかじめ昇順もしくは降順に整列しておき、データ群を2つに分け、探索の対象を半分ずつ狭めながらキーと比較していく探索方法です。効率的だがデータの整列が前提。
線形探索法とは、データ群を先頭から順に探索していく探索方法。データの整列は求められていないが効率的ではない。
ハッシュ探索法とは、ハッシュ関数と呼ばれる計算式からデータの格納先を探す検索方法。
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