ITパスポート試験
令和7年 第51問
問51
社内で開発及び運用を行っている経理システムの内部監査を実施するとき、システム監査人として、最も適切なものはどれか。
経理システムの運用担当者 | |
経理システムの開発を担当した委託会社の従業員 | |
経理システムの利用者である経理担当者 | |
経理とITの知識を有する経営者直轄組織の従業員 |
(令和7年 ITパスポート試験 第51問 マネジメント系/システム監査)
解説
(エ)経理とITの知識を有する経営者直轄組織の従業員
この問題の正解率:82.8%(高い)
この問題の正解率:82.8%(高い)
- ア:経理システムの運用担当者は、システム運用に直接関わっているため、監査の客観性・独立性が損なわれます。監査人には不適切です。
- イ:経理システムの開発を担当した委託会社の従業員は、開発側の人間が監査をすると利害関係が発生し、独立性・公平性が保てません。
- ウ:経理システムの利用者である経理担当者は、利用者自身も監査の独立性がありません。自己監査は基本的に不適切です。
- エ:経理とITの知識を有する経営者直轄組織の従業員は、正解です。経営者直轄の監査組織は現場部門から独立しており、経理とIT両方の知識があれば監査の専門性・客観性が確保できます。

【用語の説明】
システム監査人:
システム監査では「独立性」と「専門性」が不可欠です。監査対象の業務や開発・運用部門から独立した立場である必要があります。
【間違いやすいポイント】
「詳しい人」が適任とは限りません。
重要なのは“独立性と客観性”です。現場担当者や委託先ではなく、経営層に直属し独立した監査部門が最適です。
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