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    令和元年 第49問


    問49

    アジャイル開発の特徴として、適切なものはどれか。

  • 各工程間の情報はドキュメントによって引き継がれるので、開発全体の進捗が把握しやすい。
  • 各工程でプロトタイピングを実施するので、潜在している問題や要求を見つけ出すことができる。
  • 段階的に開発を進めるので、最後の工程で不具合が発生すると、遡って修正が発生し、手戻り作業が多くなる。
  • ドキュメントの作成よりもソフトウェアの作成を優先し、変化する顧客の要望を素早く取り入れることができる。


    (令和元年 ITパスポート試験 第49問 マネジメント系/ソフトウェア開発管理技術)

    解説

    (エ)ドキュメントの作成よりもソフトウェアの作成を優先し、変化する顧客の要望を素早く取り入れることができる。
    この問題の正解率:31.8%(普通)

    (ア)は、ウォーターフォール型開発の特徴です。ウォーターフォール型開発では、各工程間の情報はドキュメントによって引き継がれるため、開発全体の進捗が把握しやすいという特徴があります。

    (イ)は、アジャイル開発の特徴のひとつですが、プロトタイピングを実施することで、潜在している問題や要求を見つけ出すことができるだけでなく、顧客の要望をより正確に把握することができます。

    (ウ)は、ウォーターフォール型開発の特徴です。ウォーターフォール型開発では、段階的に開発を進めるため、最後の工程で不具合が発生すると、遡って修正が発生し、手戻り作業が多くなります。

    (エ)は、アジャイル開発の特徴として適切です。


    アジャイル開発は、顧客の要望やビジネス環境の変化に柔軟に対応できる開発手法です。そのため、ドキュメントの作成よりもソフトウェアの作成を優先し、実際に動くソフトウェアを短期間でリリースすることで、顧客のフィードバックを受け取り、要望の変化に素早く対応することができます。



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