ITパスポート試験
令和7年 第48問
問48
顧客から委託されたシステム開発プロジェクトのスコープの対象として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- プロジェクトで作成する成果物
- プロジェクトで使用する市販のスケジュール管理ツール
- プロジェクトの要求事項を顧客が記載した文書
a | |
a, b | |
b, c | |
c |
(令和7年 ITパスポート試験 第48問 マネジメント系/プロジェクトマネジメント)
解説
(ア)a
この問題の正解率:55.6%(高い)
この問題の正解率:55.6%(高い)
- a:プロジェクトで作成する成果物は、適切です。スコープとは「プロジェクトで何を作るか、どこまでやるか」を明確にした範囲のこと。 成果物(例:システム本体、マニュアル、テスト仕様書など)はスコープの最重要対象です。
- b:プロジェクトで使用する市販のスケジュール管理ツールは、不適切です。「プロジェクト遂行のために使う道具」はスコープの対象ではありません。成果物や顧客に納品するものではないからです。
- c:プロジェクトの要求事項を顧客が記載した文書は、不適切です。顧客の要求事項を記載した文書は「要求の入力情報」であり、プロジェクトが作成する成果物そのものではありません(その内容に基づいて成果物を作成します)。

【用語の説明】
スコープ:
プロジェクトで作成する成果物や実施範囲のこと。
【間違いやすいポイント】
「使うツール」や「顧客の要望書」など、プロジェクトの“成果物そのもの”ではないものを含めてしまいがちですが、スコープは「作成して納品するもの」が中心です。
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