ITパスポート試験
令和7年 第44問
問44
システム開発の早い段階で、目に見える形で利用者の要求が確認できるように確認用のソフトウェアを作成するソフトウェア開発モデルとして、最も適切なものはどれか。
アジャイル | |
ウォーターフォール | |
スパイラル | |
プロトタイピング |
(令和7年 ITパスポート試験 第44問 マネジメント系/ソフトウェア開発管理技術)
解説
(エ)プロトタイピング
この問題の正解率:52.4%(高い)
この問題の正解率:52.4%(高い)
- アジャイルアジャイル開発は反復的・漸進的な開発を特徴とし、変化への柔軟な対応ができますが、「確認用ソフトを作って要求を確認する」点が主眼ではありません。
- ウォーターフォールは、要件定義、設計、実装と工程を一方向に進める伝統的な開発モデルで、利用者の要求確認をソフトウェアで早期に行う仕組みはありません。
- スパイラルは、リスク低減を重視し、設計と実装・評価を繰り返すモデルですが、要求確認のための“確認用ソフト”作成が主目的ではありません。
- プロトタイピングプロトタイピングモデルは、「プロトタイプ(試作品)」を早い段階で作成し、利用者に見せてフィードバックを受けながら要件を明確化していく開発手法です。利用者の要求が明確でない場合やイメージの共有が難しい場合に有効です。→ これが正解です。

【間違いやすいポイント】
アジャイルも「短いサイクルで開発」しますが、「確認用ソフト(試作品)」を使って要求を明確化する点はプロトタイピング。
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