ITパスポート試験
令和7年 第39問
問39
ソフトウェア開発モデルであるアジャイルモデルの特徴に関して,次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
アジャイルモデルとは、要件を確定してから開発を実施するウォーターフォールモデルの( a )する形で提唱された、( b )できるようにソフトウェアを開発するための手法の総称である。
a = 課題を改善 b = 開発工程で生じる種々の変更に迅速に対応 | |
a = 課題を改善 b = 開発工程を順に実施 | |
a = 特徴を継承 b = 開発工程で生じる種々の変更に迅速に対応 | |
a = 特徴を継承 b = 開発工程を順に実施 |
(令和7年 ITパスポート試験 第39問 マネジメント系/システム監査)
解説
(ア)a = 課題を改善 b = 開発工程で生じる種々の変更に迅速に対応
この問題の正解率:61.1%(高い)
この問題の正解率:61.1%(高い)
【用語の説明】
ウォーターフォールモデル(Waterfall Model):
開発工程を「要件定義→設計→実装→テスト→運用」と“順番に一方向へ”進める従来型モデル。原則として要件は最初に確定し、工程ごとに前工程に戻らない前提で進めます。
変更に弱い・柔軟性が低いという課題があります。
アジャイルモデル(Agile Model):ソフトウェア開発における“反復的・漸進的な手法”の総称。要件変更や仕様変更が発生しても柔軟に対応できるよう、短いサイクル(イテレーション)で開発・テスト・リリースを繰り返します。
- (ア) は、正解です。
- (イ) は、bがウォーターフォールの特徴なので不正解です。
- (ウ) は、aが誤り。アジャイルは「課題を改善」したものです。
- (エ) は、両方ともウォーターフォールの特徴。アジャイルの説明ではありません。

【ワンポイントアドバイス】
アジャイル=「変化に強い開発」と覚えておきましょう。
“ウォーターフォールの課題を改善”がキーワードです。
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