ITパスポート試験
令和7年 第90問
問90
無線LANのセキュリティ対策に関する記述として,適切なものはどれか。
APIは,複数のアクセスポイントをグループ化して管理するIDである。 | |
SSHは,アクセスポイントをステルス化することで無線LANネットワークを隠蔽する機能である。 | |
VPNは,アクセスポイントに登録したMACアドレスをもつ機器以外からの接続を拒否する機能である。 | |
WPA2は,WEPよりも高い信頼性をもつ,無線通信の暗号化技術である。 |
(令和7年 ITパスポート試験 第90問 テクノロジ系/セキュリティ)
解説
(エ)WPA2は,WEPよりも高い信頼性をもつ,無線通信の暗号化技術である。
この問題の正解率:63.5%(高い)
この問題の正解率:63.5%(高い)
- (ア) は、誤りです。APIは「Application Programming Interface」の略であり、プログラムやシステムの連携のためのインタフェースです。無線LANのグループ管理IDとは無関係です。
- (イ) は、誤りです。SSH(Secure Shell)はネットワーク経由で安全に通信するためのプロトコルです。無線LANのステルス化(SSIDの非表示)や隠蔽機能とは関係ありません。
- (ウ) は、誤りです。VPN(Virtual Private Network)は暗号化通信によって仮想的な専用回線を構築する技術です。MACアドレスフィルタリング機能とは別物です。
- (エ) は、正解です。WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)は、WEPよりも格段に強固な無線LAN暗号化技術であり、現在主流の無線LANセキュリティ方式です。

【用語の説明】
WEP(Wired Equivalent Privacy):旧式の無線LAN暗号化技術。現在は安全性が低く、非推奨。
WPA2(Wi-Fi Protected Access 2):無線LANの標準的な強力暗号化方式。WEPよりはるかに安全。
MACアドレスフィルタリング:特定の機器だけをアクセスポイントに接続させる技術。
VPN:インターネットなどの公衆回線を使って、安全な専用通信路を確立する技術。
API:アプリケーションやサービスをつなぐための「窓口」のこと。
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