ITパスポート試験
令和7年 第33問
問33
自動運転の水準は、一般的に“レベル1”から“レベル5”に分けられている。“条件付運転自動化”と呼ばれる“レベル3”が示す自動運転の水準に関する記述として、最も適切なものはどれか。
運転の主体はシステムであり、人間が運転する必要はないが、システムによる自動運転の継続が難しい場合は、人間が運転しなければならない。 | |
運転の主体はシステムであり、人間が運転する必要はないので、ハンドルやペダルなどの運転装置は不要だが、自動運転できる地域は限られる。 | |
運転の主体は人間であり、高速道路で車線を維持しながら前の自動車に付いて走る機能のように、ハンドルと加減速の操作をシステムが支援する。 | |
運転の主体は人間であり、自動ブレーキや急発進防止システムのように、前方又は後方の状況によって、システムが運転の一部を支援する。 |
(令和7年 ITパスポート試験 第33問 ストラテジ系/ビジネスインダストリ)
解説
(ア)運転の主体はシステムであり、人間が運転する必要はないが、システムによる自動運転の継続が難しい場合は、人間が運転しなければならない。
この問題の正解率:54.9%(高い)
この問題の正解率:54.9%(高い)
この問題は、「自動運転のレベル3(条件付運転自動化)」の定義として最も適切なものを選ぶ問題です。 自動運転はレベル1~5まで段階的に分けられており、レベル3は“条件付運転自動化”と呼ばれます。
- (ア) は、正解です。レベル3では、特定条件下でシステムが主体となって運転します。ただし、システムが対応できなくなったときには人間ドライバーが即座に運転操作を引き継ぐ必要があります。
- (イ) は、レベル5(完全自動運転)の説明です。
- (ウ) は、レベル2(部分運転自動化)の説明です。
- (エ) は、レベル1(運転支援)の説明です。

【用語の説明】
運転の主体:
「人間」か「システム」かを示すもの。レベル3では原則システム、ただし緊急時は人間。
【間違いやすいポイント】
レベル2とレベル3の違い。
レベル2は「支援」で主役は人間、レベル3は「システムが主体」だが、人間が待機・引き継ぎ可能な状態にいる必要があるという点がポイントです。
選択中のリスト
令和7年過去問一覧