ITパスポート試験
令和7年 第30問
問30
著作権に関して、次の記述中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。
「 a 」は著作権法による保護の対象になるが、「 b 」は対象にならない。
a = アルゴリズム、 b = 操作マニュアル | |
a = アルゴリズム、 b = 通信プロトコル | |
a = ソースプログラム、 b = 操作マニュアル | |
a = ソースプログラム、 b = 通信プロトコル |
(令和7年 ITパスポート試験 第30問 ストラテジ系/法務)
解説
(エ)a = ソースプログラム、 b = 通信プロトコル
この問題の正解率:47.6%(高い)
この問題の正解率:47.6%(高い)
著作権法は「表現」を保護し、「アイディア・手法」は保護しません。 プログラムの「表現(ソースコード)」はOK、設計思想や動作原理(アルゴリズムやプロトコル)はNG。
- a = アルゴリズム、b = 操作マニュアル→ アルゴリズムは“アイディア”なので著作権の保護対象外。×
- a = アルゴリズム、b = 通信プロトコル→ 両方とも“仕組み・手法”で著作権の保護対象外。×
- a = ソースプログラム、b = 操作マニュアル→ 両方とも創作的な「表現」であり、著作権の保護対象。×
- a = ソースプログラム、b = 通信プロトコル→ ソースプログラムは創作的な表現として著作権保護の対象、通信プロトコルはアイディア・手法なので保護対象外。→ これが正解です。

【用語の説明】
ソースプログラム:プログラマーが書いた創作的な「表現物」として著作権で保護される。
通信プロトコル:通信の手順や決まり事(手法・アイディア)であり、著作権の保護対象外。
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