ITパスポート試験
令和5年 第63問
問63
容量が500GバイトのHDDを2台使用して、RAID0、RAID1を構成したとき、実際に利用可能な記憶容量の組合せとして、適切なものはどれか。
RAID0:1Tバイト RAID1:1Tバイト | |
RAID0:1Tバイト RAID1:500Gバイト | |
RAID0:500Gバイト RAID1:1Tバイト | |
RAID0:500Gバイト RAID1:500Gバイト |
(令和5年 ITパスポート試験 第63問 テクノロジ系/システム構成要素)
解説
(イ)RAID0:1Tバイト RAID1:500Gバイト
この問題の正解率:32.4%(普通)
この問題の正解率:32.4%(普通)
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks:レイド)とは、複数のハードディスクを組み合わせて、あたかもひとつのハードディスクであるかのように扱う技術のこと。それにより処理速度や耐障害性を向上させます。
RAIDにはRAID 0 〜 RAID 6 まで7つのレベルがあり、そのうちRAID 0とRAID 1は以下のようなものです。
- RAID 0 ストライピングと呼ばれ、データを複数のハードディスクに分散させて書き込むことで処理速度を向上させます。
- RAID 1 ミラーリングとも呼ばれ、2台以上のハードディスクに同じデータを書き込むことで耐障害性を向上させます。
RAID0は「500Gバイト×2台=1Tバイト」をそのまま使うことができる。
一方、RAID1は同じデータを2台のディスクに書き込むので実際に使用できる容量は半分の500Gバイト。
したがって「イ」の組合せが適切です。
RAID0はデータを縞模様(ストライプ)のように交互に保存していくことから「ストライピング」、RAID1は鏡(ミラー)に移したように同じデータを複数のハードディスクに保存することから「ミラーリング」と呼ばれます。
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