ITパスポート試験
令和5年 第46問
問46
ITサービスに関する指標には、ITサービスが利用できなくなるインシデントの発生間隔の平均時間であるMTBSI(Mean Time Between Service Incidents)があり、サービスの中断の発生しにくさを表す。ITサービスにおいてMTBSIの改善を行っている事例として、最も適切なものはどれか。
インシデント対応事例のデータベースを整備し、分析することによって、サービスの中断から原因究明までの時間の短縮を図る。 | |
サービスのメニューを増やすことによって、利用者数の増加を図る。 | |
サービスを提供しているネットワークの構成を二重化することによって、ネットワークがつながらなくなる障害の低減を図る。 | |
ヘルプデスクの要員を増やすことによって、サービス利用者からの個々の問合せにおける待ち時間の短縮を図る。 |
(令和5年 ITパスポート試験 第46問 マネジメント系/サービスマネジメント)
解説
(ウ)サービスを提供しているネットワークの構成を二重化することによって、ネットワークがつながらなくなる障害の低減を図る。
この問題の正解率:36.6%(やや高い)
この問題の正解率:36.6%(やや高い)
- アは、障害復旧時間の短縮にはつながるものの、サービス継続時間(MTBSI)の改善にはつながりません。
- イは、サービスメニューを増やすことで障害が発生する可能性が高くなり、サービス継続時間(MTBSI)の改善にはつながりません。
- ウは、ネットワーク障害によるサービス中断のリスクを低減することができ、サービス継続時間(MTBSI)の改善につながります。
- エは、障害時の対応力は向上しますが、サービス継続時間(MTBSI)の改善にはつながりません。
MTBSI(Mean Time Between Service Incidents)は、システムまたはITサービスの障害発生時から次の障害発生までの平均経過時間のことです。
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