ITパスポート試験
令和7年 第25問
問25
ブロックチェーンを適用した事例として、最も適切なものはどれか。
証券会社が,取引の改ざんや不整合の発生を防止することを目的として,従来の社債に代わり電子的手段を用いたデジタル社債を発行した。 | |
商品先物取引所を運営する認可法人が,取引量を拡大することを目的として,現在およそ1秒以上要している注文受付の応答時間を,1秒未満に改善した。 | |
ビジネス路線を中心に運航する航空会社が,顧客の利便性向上と競合他社に対する競争力強化を目的として,出発1時間前まで何回でも予約の変更を可能とする新しいサービスを開始した。 | |
服飾雑貨製造会社が,自社の商品企画に活用することを目的として,過去の全ての自社商品に関する大量の画像及び社内会議の音声データをデータベースに保存し,従業員がいつでも検索できるようにした。 |
(令和7年 ITパスポート試験 第25問 ストラテジ系/ビジネスインダストリ)
解説
(ア)証券会社が,取引の改ざんや不整合の発生を防止することを目的として,従来の社債に代わり電子的手段を用いたデジタル社債を発行した。
この問題の正解率:58.3%(高い)
この問題の正解率:58.3%(高い)
- (ア) は、正解です。電子的な取引記録の改ざんや不整合防止のためにブロックチェーン技術がよく利用されます。デジタル証券(セキュリティトークン)など、証券分野でのブロックチェーン活用事例は増えています。
- (イ) は、システムの処理速度改善の事例です。
- (ウ) は、サービス内容の変更であり、ブロックチェーン技術とは無関係です。
- (エ) は、データベース化の事例です。

【用語の説明】
ブロックチェーン:
分散型台帳技術。取引データを改ざん困難な形で記録・管理する仕組みで、金融・証券・物流・契約管理など幅広く活用されている。
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