ITパスポート試験
令和7年 第23問
問23
コーポレートガバナンスの強化に有効な施策だけをすべて挙げたものはどれか。
- 株式公開買付けによる企業の買収
- 執行役員制度の導入による経営と執行の分離
- 独立性の高い社外取締役の選任
a, b | |
a, b, c | |
b, c | |
c |
(令和7年 ITパスポート試験 第23問 ストラテジ系/法務)
解説
(ウ)b, c
この問題の正解率:53.3%(高い)
この問題の正解率:53.3%(高い)
- a:株式公開買付けによる企業の買収は、ガバナンス強化策ではありません。株式公開買付け(TOB)は、企業買収の手法であり、ガバナンス強化そのものではありません。企業の支配権を移す行為で、コーポレートガバナンスの強化施策には該当しません。
- b:執行役員制度の導入による経営と執行の分離は、ガバナンス強化策です。経営の意思決定と業務執行を分離することで、監督機能を高め、経営の透明性や公正性が向上します。
- c:独立性の高い社外取締役の選任は、ガバナンス強化策です。外部の視点を持つ独立性の高い社外取締役を選任することで、経営の監督やチェック機能が働き、ガバナンスが強化されます。

【用語の説明】
コーポレートガバナンス:
企業が適切・健全に運営されるように監督・指導する仕組みや制度。取締役会、社外取締役、監査制度などが主な施策。
執行役員制度:
経営の意思決定(取締役)と業務執行(執行役員)を分離し、チェック&バランスを強化する制度。
社外取締役:
会社の外部から経営に参画し、経営の監督・監視機能を担う役員。
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