ITパスポート試験
令和7年 第22問
問22
営業部のAさんは、営業担当者10人の営業成績が一目で分かるように、各営業担当者が提出する営業見込みと実績を毎月集約してグラフ化したいと考えている。この問題を解決するために適用する技術やツールとして、最も適切なものはどれか。
データを学習し、分析するAI | |
データを自動収集し、データベースに蓄積するIoT | |
入力したデータを、加工して見せるオフィスツール | |
ビッグデータを、様々な手法で分析するデータサイエンス |
(令和7年 ITパスポート試験 第22問 ストラテジ系/企業活動)
解説
(ウ)入力したデータを、加工して見せるオフィスツール
この問題の正解率:46.5%(高い)
この問題の正解率:46.5%(高い)
この問題は、「営業担当者ごとの営業見込みと実績を毎月集約し、グラフ化する」というシンプルな業務課題を解決するのに最も適した技術やツールを問うものです。
- (ア) AI(人工知能)は大量データの分析や予測に強みがありますが、「毎月のデータ集計とグラフ化」のような基本的作業にはオーバースペックです。
- (イ) IoT(Internet of Things)は、センサーなどを使って現場のデータを自動収集しネットワーク経由で蓄積する技術です。営業見込みや実績は、人間が入力する情報なのでIoTは直接的に関係ありません。
- (ウ) 例えば、Excelやスプレッドシートなどのオフィスソフトを使えば、営業データを集計し、グラフ化することが簡単にできます。今回の要件(営業成績の集計・グラフ化)に最も適した現実的な解決策です。→ これが正解です。
- (エ) データサイエンスは大量データの高度な分析が主な用途であり、少人数・シンプルな営業データのグラフ化には過剰です。

【用語の説明】
オフィスツール:
ExcelやGoogleスプレッドシートなど、データの集計・加工・グラフ化ができる業務用ソフト。
【間違いやすいポイント】
「AI」「IoT」「ビッグデータ」など最新用語は便利ですが、シンプルなデータ集計・可視化にはオフィスツールが最も実用的です。
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