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    令和元年 第30問


    問30

    デザイン思考の例として、最も適切なものはどれか。

  • Webページのレイアウトなどを定義したスタイルシートを使用し、ホームページをデザインする。
  • アプローチの中心は常に製品やサービスの利用者であり、利用者の本質的なニーズに基づき、製品やサービスをデザインする。
  • 業務の迅速化や効率化を図ることを目的に、業務プロセスを抜本的に再デザインする。
  • データと手続を備えたオブジェクトの集まりとして捉え、情報システム全体をデザインする。


    (令和元年 ITパスポート試験 第30問 ストラテジ系/技術戦略マネジメント)

    解説

    (イ)アプローチの中心は常に製品やサービスの利用者であり、利用者の本質的なニーズに基づき、製品やサービスをデザインする。
    この問題の正解率:28.5%(やや低い)

    (ア)は、Webページのレイアウトなどを定義したスタイルシートを使用するという技術的なプロセスであり、デザイン思考ではありません。

    (イ)は、デザイン思考の例として最も適切です。

    (ウ)は、業務の迅速化や効率化を目的とした業務プロセスの再設計であり、デザイン思考ではありません。

    (エ)は、データと手続を備えたオブジェクトの集まりとして捉えた情報システム全体のデザインであり、デザイン思考ではありません。


    デザイン思考とは、ユーザーのニーズや課題を深く理解し、その解決策を創造するための思考法です。

    以下の5つのステップを踏んで、ユーザーのニーズを理解し、それを踏まえて製品やサービスをデザインします。

    共感:ユーザーのニーズや課題を理解する
    定義:ユーザーのニーズや課題を明確化する
    発想:ユーザーのニーズを満たすためのアイデアを創出する
    プロトタイピング:アイデアを形にして検証する
    テスト:ユーザーからのフィードバックを得て、製品やサービスを改善する



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