ITパスポート試験
令和7年 第20問
問20
ソフトウェアライフサイクルを企画プロセス、要件定義プロセス、開発プロセス、保守プロセスに分けたとき、企画プロセスのシステム化構想の立案時にベンダー企業から収集する情報として、最も適切なものはどれか。
システム化計画に基づいた開発コストの見積り | |
システム化する業務の分野に関する情報技術動向 | |
システム構築を進めるに当たっての発注元企業の役割 | |
ベンダー企業の技術者が保有している技術資格 |
(令和7年 ITパスポート試験 第20問 ストラテジ系/システム企画 )
解説
(イ)システム化する業務の分野に関する情報技術動向
この問題の正解率:58.1%(高い)
この問題の正解率:58.1%(高い)
- (ア) 開発コストの見積もりは、要件定義や具体的なシステム化計画策定後の段階で必要となる情報です。企画プロセスの初期段階ではまだ早いです。
- (イ) 企画プロセス、特にシステム化構想の立案では「どのような技術を活用できるか」「最新の技術動向や将来性はどうか」などの情報が極めて重要です。自社業務の変革や価値向上につながるITの最新トレンドを把握することで、最適なシステム化構想を描けます。→ これが正解です。
- (ウ) これはプロジェクト推進段階(要件定義~開発プロセス)で整理・共有すべき内容です。
- (エ) 技術者の資格情報は、具体的なベンダー選定や要員配置時に確認すべき内容で、企画プロセス初期には必要ありません。

【間違いやすいポイント】
コスト見積やベンダーの技術者情報など、プロジェクトが進んでから必要になる情報と混同しやすいので、「構想段階でまず必要なのは技術動向・トレンド」だと意識しましょう。
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