ITパスポート試験
令和2年 第59問
問59
仮想記憶を利用したコンピュータで、主記憶と補助記憶の間で内容の入替えが頻繁に行われていることが原因で処理性能が低下していることが分かった。この処理性能が低下している原因を除去する対策として、最も適切なものはどれか。ここで、このコンピュータの補助記憶装置は1台だけである。
演算能力の高いCPUと交換する。 | |
仮想記憶の容量を増やす。 | |
主記憶装置の容量を増やす。 | |
補助記憶装置を大きな容量の装置に交換する。 |
(令和2年 ITパスポート試験 第59問 テクノロジ系/ソフトウェア)
解説
(ウ)主記憶装置の容量を増やす。
この問題の正解率:26.3%(やや低い)
この問題の正解率:26.3%(やや低い)
(ア)演算能力の高いCPUと交換しても、主記憶装置と補助記憶装置の間で内容の入替えが頻繁に行われている限り、処理性能は向上しません。
(イ)仮想記憶の容量を増やすことは、入替え処理の頻度を減らすことにつながりますが、主記憶装置の容量が不足している場合は、根本的な解決にはなりません。
(ウ)主記憶装置と補助記憶装置の間で内容の入替えが頻繁に行われる原因は、主記憶装置の容量が不足していることです。そのため、主記憶装置の容量を増やすことで、入替え処理の頻度を減らし、処理性能を向上させることができます。
(エ)補助記憶装置を大きな容量の装置に交換しても、主記憶装置の容量が不足している限り、入替え処理の頻度を減らすことはできません。
仮想記憶とは、主記憶装置の容量を補助記憶装置の容量で拡張する技術です。仮想記憶を利用すると、主記憶装置に収まりきらないプログラムやデータも実行することができます。
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