ITパスポート試験
令和2年 第6問
問6
BSC( Balanced Scorecard )に関する記述として、適切なものはどれか。
企業や組織のビジョンと戦略を、四つの視点(財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、成長と学習の視点)から具体的な行動へと変換して計画・管理し、戦略の立案と実行・評価を支援するための経営管理手法である。 | |
製品やサービスを顧客に提供するという企業活動を,調達,開発,製造,販売,サービスといったそれぞれの業務が、一連の流れの中で順次,価値とコストを付加・蓄積していくものと捉え、この連鎖的活動によって顧客に向けた最終的な"価値"が生み出されるとする考え方のことである。 | |
多種類の製品を生産・販売したり、複数の事業を行ったりしている企業が、戦略的観点から経営資源の配分が最も効率的・効果的となる製品・事業相互の組合せを決定するための経営分析手法のことである。 | |
目標を達成するために意思決定を行う組織や個人の、プロジェクトやベンチャービジネスなどにおける、強み、弱み、機会、脅威を評価するのに用いられる経営戦略手法のことである。 |
(令和2年 ITパスポート試験 第6問 ストラテジ系/経営戦略マネジメント)
解説
(ア)企業や組織のビジョンと戦略を、四つの視点(財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、成長と学習の視点)から具体的な行動へと変換して計画・管理し、戦略の立案と実行・評価を支援するための経営管理手法である。
この問題の正解率:30.5%(やや低い)
この問題の正解率:30.5%(やや低い)
- ア は、BSC( Balanced Scorecard )に関する記述です。
- イ は、バリューチェーン分析に関する記述です。
バリューチェーン分析は、企業活動を調達、開発、製造、販売、サービスといったそれぞれの業務が、一連の流れの中で順次、価値とコストを付加・蓄積していくものと捉え、この連鎖的活動によって顧客に向けた最終的な"価値"が生み出されるとする考え方です。 - ウ は、ポートフォリオ分析に関する記述です。
ポートフォリオ分析は、多種類の製品を生産・販売したり、複数の事業を行ったりしている企業が、戦略的観点から経営資源の配分が最も効率的・効果的となる製品・事業相互の組合せを決定するための経営分析手法です。 - エ は、SWOT分析に関する記述です。
SWOT分析は、目標を達成するために意思決定を行う組織や個人の、プロジェクトやベンチャービジネスなどにおける、強み、弱み、機会、脅威を評価するのに用いられる経営戦略手法です。
バランススコアカード(BSC:Balanced ScoreCard)とは、「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」の4つの視点から業務評価を行う手法。
【財務の視点】
例)売上高、コスト削減、売上高利益率など。
【顧客の視点】
例)顧客満足度、成約率、客単価、クレーム件数など。
【業務プロセス(内部ビジネスプロセス)の視点】
例)1人当たりの契約販売数、生産のリードタイム、不良品発生率、など。
【学習と成長の視点】
例)従業員1人当たりの研修費用、平均欠勤率、従業員の満足度など。
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