ITパスポート試験
令和5年 第50問
問50
内部統制において、不正防止を目的とした職務分掌に関する事例として、最も適切なものはどれか。
申請者は自身の申請を承認できないようにする。 | |
申請部署と承認部署の役員を兼務させる。 | |
一つの業務を複数の担当者が手分けして行う。 | |
一つの業務を複数の部署で分散して行う。 |
(令和5年 ITパスポート試験 第50問 マネジメント系/システム監査)
解説
(ア)申請者は自身の申請を承認できないようにする。
この問題の正解率:42.2%(高い)
この問題の正解率:42.2%(高い)
職務分掌とは、不正や誤りが生じるリスクを減らすため、担当者の役割や権限を適切に分離すること。
例えば、経費の精算において、申請者と承認者を分けるなどです。
- アの申請者自身が申請を承認できる環境は不正が起こりやすい状況。それを分離するのは職務分掌の事例です。
- イの申請部署と承認部署の役員を兼務させるのは不正が起きやすい状況です。
- ウの業務を手分けするだけでは不正の防止にはつながりません。
- エは、責任の所在が曖昧になるため不正の防止にはつながりません。
ちなみに、職務分掌は(しょくむぶんしょう)と読みます。
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