ITパスポート試験
令和7年 第15問
問15
事業運営における意思決定の迅速化、組織の独立採算の推進を目的とし、一つの企業の中に事業領域ごとに独立した組織を設置する組織形態はどれか。
カンパニー制組織 | |
機能別組織 | |
プロジェクト組織 | |
マトリックス組織 |
(令和7年 ITパスポート試験 第15問 ストラテジ系/企業活動)
解説
(ア)カンパニー制組織
この問題の正解率:49.6%(高い)
この問題の正解率:49.6%(高い)
- カンパニー制組織は、一つの企業の中に、事業ごと・領域ごとに独立採算で運営できる“カンパニー”(社内分社)を設置する組織形態です。各カンパニーが独立して経営を行い、意思決定も迅速。ソニーや日立など多くの大企業で採用例あり。 → これが正解です。
- 機能別組織は、企業全体を「営業部」「製造部」「開発部」などの機能ごとに分ける伝統的な組織形態です。事業ごとの独立性や採算性には重きを置きません。
- プロジェクト組織は、期間限定で特定のプロジェクトを推進するために、各部門から人材を集めて編成される組織形態です。プロジェクト終了後は解散します。
- マトリックス組織は、機能別組織と事業部制(もしくはプロジェクト制)を掛け合わせた複合組織で、各メンバーが複数の上司に報告することが特徴です。

【ワンポイントアドバイス】
カンパニー制は“社内カンパニー”という言葉からも分かるように、1つの会社の中に小さな会社を複数作るイメージです。
それぞれが収支管理し、経営責任と意思決定の自由度を持つことで、全体の競争力やスピードを高めます。
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