ITパスポート試験
令和6年 第91問
問91
職場で不要になったPCを廃棄する場合の情報漏えい対策として,最も適切なものはどれか。
OSが用意しているファイル削除の機能を使って,PC内のデータファイルを全て削除する。 | |
PCにインストールされているアプリケーションを,全てアンインストールする。 | |
PCに内蔵されている全ての記憶装置を論理フォーマットする。 | |
専用ソフトなどを使って,PCに内蔵されている全ての記憶装置の内容を消去するために,ランダムなデータを規定回数だけ上書きする。 |
(令和6年 ITパスポート試験 第91問 テクノロジ系/セキュリティ)
解説
(エ)専用ソフトなどを使って,PCに内蔵されている全ての記憶装置の内容を消去するために,ランダムなデータを規定回数だけ上書きする。
この問題の正解率:40%(やや高い)
この問題の正解率:40%(やや高い)
- OSのファイル削除機能は、単にファイルの参照情報 (ポインタ) を削除するだけであり、データ自体はストレージに残存します。そのため、データ復旧ソフトで容易にデータを復元されてしまう可能性があります。
- アプリケーションアンインストールは、アプリケーションをアンインストールしても、設定情報やキャッシュデータなどが残存する可能性があり、十分な対策とは言えません。
- 論理フォーマットは、ストレージの領域を再構築し、新しいファイルシステムを作成する操作ですが、データ自体は消去されずストレージに残存します。
- 上書き消去は、最も安全かつ確実な情報漏洩対策です。
上書き消去は、専用のソフトウェアを用いて、ストレージ領域全体にランダムなデータを複数回書き込むことで、元のデータを完全に覆い隠す方法です。 この方法であれば、データ復旧ソフトを用いても、元のデータを復元することは極めて困難になります。
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