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    令和元年 第38問


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    【令和元年度過去問】
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    正解数:1問 / 1問中
    正解率:100%

    解答

    問38

    システム開発プロジェクトの開始時に、開発途中で利用者から仕様変更要求が多く出てプロジェクトの進捗に影響が出ることが予想された。品質悪化や納期遅れにならないようにする対応策として、最も適切なものはどれか。

  • 設計完了後は変更要求を受け付けないことを顧客に宣言する。
  • 途中で遅れが発生した場合にはテストを省略してテスト期間を短縮する。
  • 変更要求が多く発生した場合には機能の実装を取りやめることを計画に盛り込む。
  • 変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と合意しておく。 ←正解!


    (令和元年 ITパスポート試験 第38問 マネジメント系/プロジェクトマネジメント)


    解説

    (エ)変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と合意しておく。
    この問題の正解率:33.9%(普通)

    (ア)は、変更要求を完全に排除する方法ですが、利用者のニーズを完全に把握できていない場合や、プロジェクトの進捗状況によっては、変更要求を完全に抑制することは困難です。また、変更要求を受け付けないことを宣言することで、利用者との信頼関係を損なう可能性もあります。

    (イ)は、品質を犠牲にして納期を守る方法です。テストを省略することで、システムの不具合やバグが残り、品質の低下や納期遅れの原因となる可能性があります。

    (ウ)は、変更要求に対応するためのコストや工数を考慮して、機能の実装を取りやめる方法です。しかし、利用者のニーズを満たせなくなる可能性があるため、慎重に検討する必要があります。

    (エ)は、変更要求が発生した場合に、優先順位をつけて対応範囲を決めておく方法です。この方法だと、変更要求をすべて受け入れる必要はなく、利用者のニーズとプロジェクトの状況を踏まえて、適切な対応をすることができます。また、変更要求の優先順位の決め方と対応範囲を顧客と合意しておくことで、利用者の納得を得やすく、プロジェクトの円滑な進行につながります。


    したがって、最も適切なものは(エ)です。



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