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    令和元年 第32問


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    【令和元年度過去問】
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    解答

    問32

    一般消費者向けの製品を製造している A社では、新製品の開発に当たって、市場を取り巻くマクロ環境を政治、経済、社会、技術の観点について分析することにした。このときに収集すべき情報として、最も適切なものはどれか。

  • 競合企業の経営戦略
  • 競合企業の財務状況
  • 主要仕入先の原材料価格
  • 我が国の高齢化率 ←正解!


    (令和元年 ITパスポート試験 第32問 ストラテジ系/経営戦略マネジメント)


    解説

    (エ)我が国の高齢化率
    この問題の正解率:28.1%(やや低い)

    マクロ環境分析とは、企業活動に影響を与える外部環境を分析する手法です。政治、経済、社会、技術の4つの観点から分析を行います。

    一般消費者向けの製品を製造しているA社が新製品を開発する場合、市場を取り巻くマクロ環境の分析において、最も重要となるのは、社会の変化です。

    社会の変化には、人口構造の変化、ライフスタイルの変化、価値観の変化などが挙げられます。これらの変化は、消費者のニーズや行動に大きな影響を与えます。

    我が国の高齢化率は、年々上昇しています。高齢化に伴い、健康志向や安全志向が高まるなど、消費者のニーズは変化していきます。

    A社は、新製品を開発するにあたり、我が国の高齢化率の推移や、高齢者層のニーズを把握しておくことが重要です。

    (ア)競合企業の経営戦略や(イ)競合企業の財務状況は、ミクロ環境分析の対象となります。
    (ウ)主要仕入先の原材料価格は、企業活動に直接的な影響を与える情報ですが、マクロ環境分析の対象とはなりません。


    したがって、答えは(エ)我が国の高齢化率です。



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