ITパスポート試験
令和6年 第27問
不正解
解答
問27
個人情報保護法では,あらかじめ本人の同意を得ていなくても個人データの提供が許される行為を規定している。この行為に該当するものだけを,全て挙げたものはどれか。
- 事故で意識不明の人がもっていた本人の社員証を見て,搬送先の病院が本人の会社に電話してきたので,総務の担当者が本人の自宅電話番号を教えた。
- 新規加入者を勧誘したいと保険会社の従業員に頼まれたので,総務の担当者が新入社員の名前と所属部門のリストを渡した。
- 不正送金等の金融犯罪被害者に関する個人情報を,類似犯罪の防止対策を進める捜査機関からの法令に基づく要請に応じて,総務の担当者が提供した。
a | |
a, c ←正解! | |
b, c | |
c ←あなたの解答 |
(令和6年 ITパスポート試験 第27問 ストラテジ系/法務)
解説
(イ)a, c
この問題の正解率:46.4%(高い)
この問題の正解率:46.4%(高い)
- (a) は、「本人又は第三者の生命、身体、自由又は財産に重大な危害が差し迫るおそれがある場合」に該当し、本人の同意なしに自宅電話番号を提供することができます。
- (b) は、個人情報保護法の基本原則に抵触するため、本人の同意なしに名前と所属部門のリストを渡すことはできません。
- (c) は、「法令に基づき提供される場合」に該当し、本人の同意なしに個人情報を提供することができます。
個人情報保護法では、本人の同意なしに個人データの提供を原則禁止していますが、緊急時の措置、本人の同意を得た場合、法令に基づく要請など、一定の例外においては同意なしでも個人データを提供することが認められています。
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