ITパスポート試験
令和2年 第61問
不正解
解答
問61
サーバの性能向上策に関する次の記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
あるシステムで、処理件数の増加に伴い、サーバの処理時間の増大が問題となっている。サーバの処理性能の向上策として、サーバの台数を増やして並行処理させて対応することを( a )という。サーバ自体を高性能のものに交換したり、CPUや主記憶などをより性能の良いものに替えたりなどして対応することを( b )という。
a:スケールアウト b:スケールアップ ←正解! | |
a:スケールアップ b:スケールアウト ←あなたの解答 | |
a:スケールアップ b:ダウンサイジング | |
a:ダウンサイジング b:スケールアップ |
(令和2年 ITパスポート試験 第61問 テクノロジ系/システム構成要素)
解説
この問題の正解率:29.2%(やや低い)
サーバの性能向上策には、スケールアウトとスケールアップの2種類があります。
スケールアウトは、サーバの台数を増やして並行処理させることで、性能を向上させる方法です。
スケールアップは、サーバ自体の性能を向上させることで、性能を向上させる方法です。
(ア)a:スケールアウト b:スケールアップは、適切です。
(イ)a:スケールアップ b:スケールアウトは、逆の組み合わせです。
(ウ)a:スケールアップ b:ダウンサイジングは、不正解です。ダウンサイジングとは、サーバの台数や性能を減らすことです。処理件数の増加に伴い、サーバの性能を向上させる必要があるのに、サーバの台数や性能を減らすことは矛盾しています。
(エ)a:ダウンサイジング b:スケールアップは、不正解です。ダウンサイジングとは、サーバの台数や性能を減らすことです。スケールアップとは、サーバ自体の性能を向上させることです。ダウンサイジングを行ってから、スケールアップを行うことは、意味がありません。
設問では、処理件数の増加に伴い、サーバの処理時間の増大が問題となっているとされています。この場合、サーバの台数を増やして並行処理させることで、処理時間を短縮することができます。